説得力ある地方公務員の志望動機を作る方法
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100人以上の面接カードや志望動機を添削したノウハウをギュッとまとめて紹介しています。

面接カードや志望動機作りは難しいのですが、ちょっとしたコツをつかむことで「内定につながる」ものを簡単に作れます。

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【上位合格者の実例から学ぶ】

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この記事で知れること
  • 説得力ある地方公務員の志望動機とは
  • 地方公務員の志望動機を作成する基本の考え方

公務員試験の面接で悩ましいのが志望動機。

自分では自信があるものが出来たと思っていても、いざ添削してみると説得力が足りないことも多々あります。

ではなぜ説得力が足りないのか。

志望動機の添削をいくつも行ってくるなかで気づいたことをまとめて紹介します。

志望動機作りの参考になると思うので、ぜひ一読してみてください。

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【合格者の声】

説得力がある地方公務員の志望動機とは

地方公務員試験において、説得力ある志望動機とは次の二つの質問に答えられる志望動機です。

志望動機で答えるべき質問
  1. なぜ◯◯県庁なのか
  2. ◯◯県庁でなにをしたいのか?

2つ目の「何がしたいのか」については答えられる人が多いと思います。

なんとなく公務員になりたいと思ってる人でも、少なからずはやってみたい業務はあるからですね。

難しいのが「なぜ◯◯県庁なのか」の部分。

公務員として働いた身からすれば、結論、どこで働いても同じような業務をします。オリンピックのようなよほど際立ったものがない限り、どこの県庁や市役所も同じような仕事です。

働いていてもこのように感じるので、働いたことのない人からすると自治体間の違いを説明するのは難しいですよね。

このような事情もあって、なぜ◯◯県庁なのか、なぜ◯◯県庁以外ではだめなのか、という質問が難しいんです。

さらに言えば、どこの県とかにこだわりはなくて、ただ「公務員」になりたいと考えている人からすると余計に難しいと思います。

差別化ができないですよね。

だけど、建前でもいいから、面接ではこの質問に答えられる志望動機を言わないといけません。

ということで、以下では、この二つの質問に答えられるような志望動機を作るための考え方等を紹介していきます。

説得力ある志望動機作成のために必要な要素

説得力ある志望動機を作るために必要な要素は次の二つです。

説得力ある志望動機に必要な要素
  1. 自分と志望自治体との接点
  2. やってみたい仕事

この二つがあるだけで、なぜ◯◯県庁で働きたいのか?、◯◯県庁で何がしたいのか、という疑問に答えることができます。

それぞれ解説します。

①志望自治体との接点

「接点」とは、自分とその自治体を繋ぐことができる事実のことを言います。

なぜ「接点」が必要なのか

この接点があることで、その自治体を受験する理由付けができるようになります。

「なぜ◯◯県庁で働きたいのか?」という疑問に答えられるというわけです。

例えば、北海道在住の方が沖縄県庁を受験する場合。

沖縄に行ったこともなくて、あまり知らない場合、どんな志望動機を言っても説得力はありません。

というより、この状態では志望動機なんて作れないと思います。

縁もゆかりもないと、志望動機作りの難易度が高くなるのは想像できると思います。

ですが、自分と沖縄県を繋げることができる事実、つまり接点があるだけで説得力が増します。

わかりやすい例で言えば、「沖縄県で5年間働いていました」というような事実ですね。

働いていたからこそ、北海道出身者が沖縄県庁を受験したとしても「なぜ沖縄県庁なの?」という質問に答えられるようになります。

このように、何らかの接点があることで、「なぜ◯◯県庁?」という疑問に対する理由付けができるようになりますよね。

どんな「接点」ならいいのか

では、どんな接点を探すかです。

一番わかりやすいのは「地元」であるという事実です。

全国の公務員試験受験生が使う理由ですよね。地元だから、愛着があるから、◯◯県庁で働いて貢献したいというやつです。

もちろん地元というのを全面に押し出した志望動機は説得力がありません。

ただ、「なぜ◯◯県庁?」という質問に対して、地元というのは強力な武器になります。伝家の宝刀だと言えます。

また、さきほどの例で紹介した「数年間働いていました」というのも強力な接点といえます。

このように実際にそこで住んでいたり働いていたりするような強力な接点があると、それを起点として志望動機を組み立てやすくなります。

例えば、「住んでいるなかで◯◯という問題点に気づきました。それを解決したいから志望します」と言えますよね。

では、実際に住んだり働いたりといったようなこと以外ならどんな接点がいいのか。

志望する自治体の特色や強み等と重なる、自分の経験や強みなどを探しましょう。

例えば、大学で人口減少について研究している人が、合計特殊出生率が日本一低い県を受験する場合。

もし、その県がその対策に積極的に取り組んでいるのであれば、自分が大学で学んだ知識等を活用できますよね。

「人口減少」という事実を接点として、志望動機を作れるというわけです。

このように、地元というわかりやすい接点以外にも、探してみると何らかの接点があることが多々あります。

ここに地元以外の自治体でも合格できる秘訣があると言えますね。

②やってみたい仕事

接点を探すことができれば、やってみたい仕事を探すのは簡単です。

その「接点」に関連する業務を取り上げます。

例えば、さきほどの人口減少の例で言えば、人口減少に関するその県の積極的な取り組み事例などを言えばいいですよね。

取り組みたい仕事を考える際には、まずはなぜその自治体を志望するのかを考えましょう。

その自治体でないといけない理由を考えることができれば、自然とやりたい仕事も見つかると思われます。

説得力ある志望動機を作る手順

説得力ある志望動機に必要な要素が理解できたら、次は自分に当てはめて考えていきます。

自治体との接点の探しかた

まずは、一番重要な「接点」探し。

これは、次の二つの方法で考えます。

  • 自己分析
  • 自治体研究

一番重要なのは自己分析です。

自分のことについて徹底的に分析して、志望動機で使えそうな経験や強みなどを洗い出します。

どんな内容が自治体との接点になるのかわからないので、とにかくたくさん洗い出しましょう。

自己分析が出来たら次はやってみたい仕事を見つけます。

自己分析で洗い出した自分自身の経験や強みなどで志望する自治体と関連するものがないか調べ上げます。

特に、その自治体しかやってない際立った取り組みなどがあると、自分との接点として使いやすくなります。

やってみたい仕事を見つける具体的な方法については次で解説します。

やってみたい業務の探しかた

やってみたい業務はネットをメインに探します。

時間がある人は志望動機自治体の広報誌なども読み込めばいいとは思いますが、時間がないならホームページのみでOK。

今やどこの自治体も「成長戦略」のようなものを打ち出しています。

まずは、それを参考に志望自治体の強みやの弱み、先進的な取り組みなどをチェックします。

このときに意識するのが、自分と志望動機自治体との接点に関連するものを探すことです。

例えば、志望自治体との接点は観光にしようと考えているのであれば、観光に関わりそうな情報を中心に見ていきます。

人口の動向や地理的条件など一見些細な情報に見えても、志望動機に活用できる可能性はあります。

面接対策にもなるので、丁寧に情報を洗い出してください。

まとめ:志望動機作りでは基本が大事

今回は地方公務員の志望動機作りの基本的な考え方を紹介しました。

接点を見つけて、やりたい業務を語る。

この基本を意識して作るだけでかなり説得力のある志望動機が作成できるはずです。