- 説得力ある志望動機の実例
- 大阪府(市)の志望動機作成でしてはいけないこと
- 説得力ある大阪府(市)の志望動機を作成する方法
- 志望動機作成で注意すること
✔裁判所事務官一桁台合格
✔志望動機の添削実績多数あり
大阪で働きたいなら志望動機を考える必要がありますが、考え出すと意外と難しいですよね。手が止まってしまう気持ちわかります。
困った結果としてやってしまいがちなのが、ホームページ等に書いてある魅力などをつぎはぎして志望動機を作ってしまうこと。
でも、それで説得力ある志望動機になるのでしょうか?
この記事では、本当に説得力のある大阪の志望動機を考える方法を徹底解説します。
なお、府庁と市役所でも基本的に志望動機の考え方は同じなので、この記事では府庁と市役所をあわせて「大阪」とひとくくりにします。
悩んでいる人はぜひ一読してみてください。
面接が得意な人は読み飛ばしてOK
【これ使って面接で助けられた話】
面接ってほとんど直感で答えますよね。
面接官はその回答から、色々なイメージを受験生に抱きます。
「この子ってストレス耐性は大丈夫?」とかですね。そして、予想もしない質問を投げかけてきます。
わたしの場合、次のようなフィードバックを貰っていたので助かりました。実際の面接では、ストレス耐性等の質問をされることがありましたが、このコメントのお陰で万全の対策ができていました。
短所が的中 ストレス耐性が的中これは100以上の質問に直感で答えた結果として貰えるコメント。直感で答えたことに対するコメントなので、まさに面接官側の印象を知れるというわけです。
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目次
大阪府(市)の志望動機:県庁に合格した時の具体例
公務員試験を何度も受験している人を除けば、そもそも公務員の志望動機を作っていくのは結構大変だと思います。
大阪を受けるとか関係なく、イメージすらわかないという人もいるのではないでしょうか。
なのでまずは、横浜市の志望動機を作成するイメージ作りとして、私が県庁に合格したときの実際の志望動機の流れを紹介します。
県庁に提出した志望動機ですが、県庁であっても市役所であっても考え方は同じなので、参考になると思います。
※この志望動機は横浜市役所に合格できた時のものではありません。
私は、貧困に困っている人たちの支援をしたいと考えたので、この自治体を志望しました。
↓
その理由は、裁判所で働く中で~したからだ。
↓
中でも貴県は、①・・・と②・・・という特徴があり、貴県において私もともにこの問題への解決に貢献して働きたいと考えたので志望しました。
簡潔に言うと、このような流れで志望動機を作ればOK。
シンプルで、これなら誰でも作れそうですよね。
この流れのイメージを持ちつつ、以下の詳しい解説を読んでもらえたらと思います。
大阪府庁・市役所:合格できる志望動機の考え方
それでは、大阪の志望動機を具体的にどのように作成していくのか。
順に解説していきます。
大阪の志望動機作りでしてはいけないこと
前提として、大阪の志望動機を作っていく上でしてはいけないことがあります。
それは「ネットなどで集めた情報をまとめた志望動機」を作ることです。
添削をしていて、「情報をまとめただけの志望動機」が本当に多いと感じます。
書くことがなくて無意識にそのような志望動機を作ってしまっているんです。
簡単な例でいうと次のような志望動機です。
私は大阪府の魅力を全国に発信して、府内の観光産業の発展に貢献したいと思い志望しました。
大阪府は〇〇や△△というったように自然に恵まれたところです。また、××といったように・・・・(以下大阪府の魅力や問題点に関する文章が続く)・・・・・・・。
問題解決能力という自分の強みを生かして、大阪府に貢献していきたいと考えています。
何がダメなのかというと、「自分」視点の情報が一切ないことです。
一見すると自分でしっかりと考えたような文章になっていますが、よくよく見るとネット等で見つけた情報の羅列で、誰でも作成できるような志望動機になっています。
面接官からすると、大阪府の特徴や強み、弱みなどは重々承知です。
そんな情報を知りたいのではなくて、志望動機で知りたいのは「なぜ大阪府を志望するのか」や「大阪府で何をしたいのか」なんです。
大阪府のことをよく知っていますよ、大阪のことが好きですよ、というアピールをしても全く意味がないんです。
つまり、大阪府の志望動機を作成するときには、自分だからこその情報や事実等を盛り込むようにしましょう。
ネットで調べることのできる情報も大事ですが、それが志望動機の大半を占めてはいけないのです。
大阪の志望動機を考える上で必要な要素
では、具体的にどのような要素が志望動機にあればいいのかです。
次の二つの要素を志望動機に入れると、説得力ある志望動機を考えることができます。
- 大阪と自分との接点
- 大阪でやってみたいこと
大阪でやってみたいことはイメージがつくと思います。
問題は「大阪と自分との接点」ですね。
接点とは、「自分のこれまでの経験や強み、長所などで、大阪に関係するもの」のことを言います。
ただ、自分と大阪の接点を探すのが難しいのであれば、まずは「大阪でやってみたい仕事」と「自分」との接点を探しましょう。
イメージとしては次のような感じです。
このように、自分の具体的な経験等からやってみたい仕事を説明することができれば、ひとまず説得力ある志望動機を作成することはできます。
簡単な例でいうと、「これまで観光業界で働いてきた中で〇〇という問題点を見つけ、△△できる行政の立場から大阪府の観光業界を盛り上げたいと思うようになったから」というような志望動機を伝えることができれば、説得力がありますよね。
これは、自分視点、つまり自分の具体的な経験等から志望動機を伝えることができているからです。
逆に、ネット上の情報や自分の頭だけで考えた情報のみで志望動機を作成すると説得力は全くなくなります。
それは、次のイメージのように、自分とやってみたい仕事がうまくリンクしていないからですね。
どんなに素晴らしいことを言っても、情報だけ羅列となっているので説得力がないんです。
言い換えると、自分視点がないことで、誰でも作成できる志望動機になっているからですね。
多くの人はなんとなくやってみたい仕事を考えて志望動機を作ります。
ですが、そこに具体的な経験等が伴っていないと、全く説得力はありません。
何度も説明したように、自分視点(自分の経験等)から志望動機を作っていくことで説得力がグンッと増していくんですね。
以下では、さきほど紹介した私の志望動機を使って、より具体的に紹介します。
【再掲】実際の志望動機を使って解説
- 大阪と自分との接点
- 大阪でやってみたいこと
具体的にこの2つの要素を使った志望動機とはどんな志望動機なのか、さきほど紹介した私の志望動機で解説します。
私は、貧困に困っている人たちの支援をしたいと考えたので、この自治体を志望しました。
↓
その理由は、裁判所で働く中で~したからだ。
↓
中でも貴県は、①・・・と②・・・という特徴があり、貴県において私もともにこの問題への解決に貢献して働きたいと考えたので志望しました。
この志望動機で言う接点とは、「貧困問題」のことを言います。
私は裁判所で働く中で、貧困について問題意識を持ち、それを解決したいと考えるようになりました。
また、志望自治体は貧困問題が全国の中でも特徴的な問題を抱えている地域でありました。
つまり、貧困問題というキーワードが、私と志望自治体をつなげる接点となっていますよね。
あとは、接点である貧困問題を起点として、問題意識や取り組んでみたい仕事をまとめて志望動機を作成していきます。
このように、前職の経験から貧困について問題意識を持つようになり、行政職として解決したいと語ることで、自分の目線の志望動機になっていることがわかると思います。
決してネットで集めた情報が羅列されただけの志望動機にはなっていないですよね。
たったこれだけを意識するだけで志望動機の説得力はグンッと上がります。
なんとなく、志望動機を作るイメージはわきましたか?
「ただ、志望度が高いから、もっと具体的な作り方を知って、絶対に内定を獲りたい!」
そんな人は、以下の記事から、志望動機作成に必要な材料(考え方)と設計図(流れ)を学んでみてください。
公務員の志望動機って本当にちょっとしたコツをつかむだけで簡単に考えることができます。100人以上添削してきた経験から、そんなちょっとしたコツを紹介しています。
私が合格した時の実際の志望動機も完全公開しているので、完璧な志望動機を作りたいと考えている人はチェックしてみてくださいね。
なぜ大阪府(市)なのか?に答えられる志望動機を考える
これまでは、自分目線ということで志望動機作りの方法を解説してきました。
ただ、より説得力のある大阪の志望動機を作るには、「なぜ大阪府を志望するのか?」といった面接官の疑問にも答える必要があります。
公務員の志望動機作りで最も悩ましい問題がこの「なぜ〇〇府」という疑問に答えることなのかなと思います。
確かに難しいですが、これもさきほど紹介した「接点」を見つけることで乗り越えることができます。
イメージとしてはこんな感じです。
「なぜ○○県/市なのか」ということについても、かなり詳しくこちらの記事で解説しています。
ここまで詳しく解説したものは本でも販売されていないと思うので、「なぜ○○県/市なのか」について悩んでいる人は読んでみてくださいね。
大阪府庁・市役所:志望動機を書くときの一般的な注意点
最後に、志望動機を作成するときの一般的な注意点をまとめます。
実際に考えていくときの参考にしてください。
- 自分だからこその志望動機を考える
- 結論ファーストで書く
- 面接カードの他の項目と矛盾しないように注意する
- 他人にチェックしてもらう
それぞれ簡単に解説します。
自分だからこその志望動機を考える
これまで何度もいっているように、志望動機は自分だからこそ語れる志望動機を作成しましょう。
ネット上に転がっている情報を羅列するだけではだめです。
さらに言えば、ネット上に転がっている情報を自分なり整理して、問題意識を持ってるかのように記述してもだめです。
必ず自分の経験等に裏付けされた考えを織り混ぜた志望動機を作成するようにしましょう。
それがあなただからこそ言える志望動機となります。
結論ファーストで書く
志望動機を書いたり語ったりする上で大事なのが結論ファーストであることです。
こらも意外と見落とされがち。
特に熱意のある受験生は熱く志望動機を語ってしまい、結論ファーストを見落とすことが多いです。
結論ファーストとは、冒頭にビシッと志望する理由を書くことです。
例えば、「私は◯◯をしたいから✕✕府庁を志望します」と冒頭で伝えることですね。
面接官は志望動機を聞いているのであるから、まずは志望する理由をビシッと答えます。
その方が、そのあとの話を聞きやすかったり、文章を読みやすかったりします。
よくある結論ファーストでない事例としては、自己紹介から始まる志望動機です。
例えば、「私は◯◯学部で△△を学びました。そのなかで、✕✕ということに魅力を感じ、、、、、」みたいな感じで始まり、最後にさらっとやってみたい仕事等を語ります。
これだと、最後まで聞かないと結論がわかりません。面接官をしたらわかりますが、本当にわかりづらいです。
ただ、この結論ファーストについては好みの問題でもあるので、気にくわない人は無視してもらっても大丈夫です。
面接カードの他の項目と矛盾しないように書く
めったにありませんが、志望動機の内容と面接カードで書いた他の項目の内容が矛盾しないようにしましょう。
例えば、志望動機のなかでかいた長所が、面接カードで書いた長所や短所と矛盾しているとかですね。
全体として整合性のある面接カードにするように注意が必要です。
他人にチェックしてもらう
ある程度完成したら最後に必ず他人にチェックしてもらいましょう。
誤字脱字の発見はもちろん、自分では気づかなかった論理破綻なども発見できたりします。
また、他人に見てもらうことで想定質問も教えてもらうことが出来ますよね。
見てもらうのは、親や兄弟、友達や予備校の講師など誰でもオッケーです。
色々な意見を聞くために、とにかく多くの人に見てもらうことをおすすめします。
私も志望動機の添削を専門として行っているので、添削してもらえる人が少ないという人はご依頼頂ければと思います。
まとめ:コツをつかめば大阪の志望動機は難しくない
説得力ある志望動機にするためには「自分目線」が重要です。
ネットの情報を集めただけのものや、誰かの志望動機を真似しただけの志望動機では説得力はありません。
今回紹介した方法を参考にして、自分視点で語れる志望動機を作成しましょう。